ある日突然急死してしまった…。覚悟はしていたけどいざとなると
何を準備していいかわからない…。愛するペットとのお別れはとても
悲しい事ですが、悔いのないように看取ってあげたいですよね。
そんな時はこのチェックリストを思い出してください。
今回は愛犬が亡くなった時にやるべきことを簡単にまとめました。
遺体を正しく安置しお手入れをしよう
用意するもの
・お棺（箱状のもので木製・ダンボールなどご遺体の体重・大きさに合わせて
強度のあるもの）
・タオル（２〜３枚）
・ドライアイス、保冷剤
正しい姿勢に戻してあげましょう
生き物は死亡すると時間が経つにつれて手足→腹部→頭部の順で
死後硬直が始まっていきます。
死亡後すぐに処置を行わないとそのまま硬直し
棺や箱に入らなくなってしまいます。
犬の場合はピンと足が伸びきった状態でなくなることが多いので
優しく体の内側に折り込んであげて普段寝ている体勢にしてあげましょう。
愛犬の目が開きっぱなしになっている場合はまぶたにそっと手をかざして
ゆっくり閉じてあげましょう。それでも目が空いてしまう場合は
親指を目の下に置き、人差し指でまぶたを下に押し下げましょう。
５分ほど固定することによって目が固まった状態になります。
また、舌を出して口が空いてしまっている場合は
そっと下を口の中に戻し、布やリボンなどで口を閉じ
固定されたら外してあげましょう。
お手入れをしましょう
死後硬直が終わると体が緩み、体液や糞尿が漏れ出すことがあります。
トイレシートや新聞紙、処分しても良い厚手のタオルなどを下に
敷いてあげ、汚れを吸着させ口、肛門周りをガーゼや濡れタオルなどで拭き取ってあげましょう。移動の際には遺体は傷つきやすくなっているため
むやみに揺すったり片手で持ち上げたりせず丁寧に扱ってあげましょう。
冷却しましょう
ブラッシングやドライシャンプーなどある程度毛並みを整えてあげたら
棺に厚手のタオルを敷き、保冷剤やドライアイスを直接愛犬に触れない形で
タオルに包んで敷き詰め横たえてあげましょう。
冷却の際に愛犬の首回りやお腹周りを念入りに冷やしてあげることによって
腐敗の進行を遅らせることができます。
また、遺体に水滴が付いてしまうとせっかく冷やしていても
腐敗が進みやすくなるので保冷剤やドライアイスは
タオルに包み水滴がつかないよう注意しましょう。
葬儀の準備をする
無事安置することができたら葬儀の準備をしてあげましょう。
人間のように決まりがあるわけではないので家族と話し合い
どのように見送ってあげたいかを決めましょう。
一般的な葬儀の種類
・自宅に埋葬する
・行政に引き取ってもらう
・訪問火葬業者に火葬してもらう
・ペット霊園に依頼する
自宅に埋葬する
自宅に庭がある場合、自宅に土葬をする方もいます。
注意点としては深めの穴を掘らないと
寄生虫の発生や匂いの原因になったり猫やカラスに荒らされてしまう点です。
なるべく深くに埋めてあげましょう。
また、自分の土地以外に埋めることは禁止されていますので
公園や公道に埋めるのは絶対にやめましょう。
行政に引き取ってもらう
地方自治体によってペットの遺体の取り扱いには大きく差があります。
ほとんどの場合、あくまでも「遺体の焼却」としての引き取り
つまり燃えるゴミとしての扱いになります。
自治体によっては専用の施設で「火葬」してくれたり希望によっては
遺骨を返してくれるところもあります。
その場合、火葬業者より費用を安く抑えられることがほとんどです。
お住いの地域でどのように対応してくれるか役所で確認しましょう。
訪問火葬業者に火葬してもらう
訪問火葬業者とはトラックやワゴン車に火葬炉が積み込まれている
移動式火葬車です。自宅や河原、駐車場などで火葬を行います。
便利ではありますが、事務所を構えていないところも多く、
事業をするにあたって届出を必要としない地方自治体もありますので
悪質な業者にあたってしまうリスクもあります。
訪問火葬業者と偽り預かった遺体１００匹を埼玉の山奥に不法投棄していた
ことが発覚したなどの事件もあることから信頼できる業者を慎重に
選ぶ必要があります。
ペット霊園に依頼する
上記の埋葬方法の中で費用は高くなりますが、
「できるだけしっかり家族で葬儀をしてお別れしたい」という方には
オススメです。ペット霊園では家族で立ち会える簡単な葬儀をし、
火葬しお骨上げを行い寺院運営のペット霊園であればお経を
あげてくれるところもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
良きパートナーを失うことはとても悲しいことです。
大切なのは今までの感謝を伝えることです。
愛犬が亡くなってパニック状態に陥ることもありますが、
葬儀や愛犬の持ち物を整理する中でペットの死を受け入れ混乱した
気持ちを整理することができます。
今まで一緒に入れて楽しかったと今も愛している愛犬に
感謝をして供養してあげてくださいね。
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